なんか休み以外にブログを書くということができなくなってきました。日記というわけでもないからまーいいんですけど。
今日はいつもと趣向を変えて、勤労感謝の日ということで、最近(といっても一ヶ月くらい前だけど)クリアしたゲームについて書こうかと思います。
Factorioの系譜(だと思う)
Factorioというゲームをご存知でしょうか。知る人ぞ知る・・・というほど無名なわけでもない著名なゲームです。コンシューマやスマホゲーしかやらない、という方は聞いたことがあるかも?という程度だと思います。
すごい簡単に言うと、Factorioは 工場を作るゲーム です。バトルとかも色々ありますけど、とにかくコンベアとインサーターとよばれるロボットアームをひたすらに設置しまくっていくというゲームでもあります(語弊がある)。
さて、このFactorio、Steamなどで購入できますが、とにかく評価が高いです。少なくとも私が把握した4、5年前から、 圧倒的に高評価 という評価以外になったのを見たことがありません。このような高評価ゲームは、クローンなり同様のコンセプトを持ったゲームが生まれるのは歴史的にも必然でありますので、色々出ました。
Dyson Sphere Programはこのようなクローンの一つ(と私は認識している)ですが、その中でも特に成功しているものの一つです。
どういうゲーム?
https://store.steampowered.com/app/1366540/Dyson%5FSphere%5FProgram
ある目的のために、 惑星ごと工場にしていくゲーム です。
ゲームのサイクルとしては、
- 素材を採掘する
- 素材を加工する
- 加工した素材を利用して研究する
をひたすらに繰り返します。
とにかくスケールが大きく、惑星・星系・星団と、ゲームが進むにつれてアクセスできる範囲が広がっていきます。距離とかがわりとリアルで、xxAUとか書いてあるとその通りの時間がかかるので、隣りの1光年先まで・・・とか考えてると死ぬほど時間がかかったりします。
タイトルにもありますが、ゲーム中でダイソンスフィアを作成することになります(作成しないとそもそもクリアできません)。このダイソンスフィアが目玉になります。
ダイソンスフィアのデザイン
ゲーム中で作成するダイソンスフィアは、自由度はある程度制限されるものの、自分で自由にデザインすることができます。
- ダイソンリングと呼ばれる構造体(ゲーム内ではソーラーセイルをストックする領域)
- ダイソン殻の構成
- セイルと呼ばれます
もちろん、デザインしても素材を与えるのと、ロケットの打ち上げとかをしないと、全くできていきません。そこらへんは当然自分でやるしかありません。しかし、自分でデザインしたダイソンスフィアが徐々に出来ていく様を見ているのはかなり楽しいです。
ただし、初期だと主星の赤道付近にしかセイルを設置できません。主星全体を包むような構造を作成したい場合は、かなりの時間がかかることを覚悟した方がよいです
星間移動
書いた通り、スケールがx光年という単位になっていきます。ちなみに、通常の移動速度は最大で2000km/sです(すさまじい速度ではありますが、宇宙空間だと遅すぎます)ので、当然ですがこのまま移動することはちょっと不可能です。
ではどうするのかというと、ゲームの進行に合わせて ワープ ができるようになります。これを利用して、複数の星系工場を広げて、他の星系で作成・採掘した素材をメインの星に送って・・・とかできるようになります。
が、このワープするためにはアイテムが必要で、当たり前ですが一回ワープするたびに一つ消費します。また、星間連絡船的なものを運用することもできますが、こいつらは往復で2つ消費します。
つまり、星間で様々な素材を融通しあおうとすると、このワープ素材の安定供給も必要になります。
Factorioとの違い
Factorioも最近やりはじめたので、感じた違いを挙げておきます。
ただし、DSPでは現在バトルシステムがありません。多分これが完成したらEAが終わる、という感じかと。
- 一部の設備が3次元的に積み重ねられる
- Factorioは2D、DSPは3Dなので、一部の設備(研究所とチェストなど)は3次元的に積み重ねることができます
- Factorioでは積み重ねるという概念はないです
- また、コンベアも3次元的に構成できるので、ジェットコースターみたいなやつもやろうと思えばできます
- 設備を建築する場所が3次元的
- Factorioは2Dなので、場所の制約や並べる制約というのは基本的にありません
- が、DSPでは建築する場所が星 = 球体なので、例えば北極や南極といった極域では、建設にできる方向にかなりの制約がかかります
- スペース自体も変化するため、経度に沿って並べると後で後悔することがまれによくあります
- 自分の手で建築できない
- DSPでは、すべての建築は建築ドローン(消費しない)がおこないます
- 逆にいうと、それ以外では行えないので、コンベアを引いたりするときにあんまり長い距離を引こうとすると、常にエネルギーがない状態になって動けなくなったりします(実体験)
- 自分自身にエネルギーがある
- 自分のエネルギーを利用して、手作業での工作や建築というのを行うため、自分自身に燃料を入れつづける必要があります
- その代わり、工作装置とかは全部電力だけで動くので、リソース管理はやりやすいです
- コンベアは一列しかありません
- Factorioだと二列あるので、こっちとこっちから・・・とか合流して・・・とか考える必要があります
- DSPだと大分シンプルになります
- 後半になると星間物流船を使わないとやってられない
- 他の星にしかない素材(かつ必須)なものがあるので、絶対に必要になるのはそうなんですが、後半になればなるほどドローンがものを言います
- 逆に電車とかは存在しません
- 素材がシンプル
- Factorioだと硫黄とかそういうものを石油から分留して・・・みたいなのも必要ですが、こっちは大分シンプルです
- 他の星系とかも考えないといけないので、あまり多すぎると管理しきれない、というのもありそうですが
などなど。大きな違いとしてはバトルシステムが無いというのと、3次元と2次元という次元の違い、というものかなと。
どれくらいでクリアできた?
私は大分ゆっくり目にやっていたので、大体50時間くらいでした。実績が実装されたときに色々開放されましたが、レア鉱石とかを一切掘らずにやっていたりしたので、もっと効率よくクリアすることはできるかと思います。
クリアするまでやっていて厳しかった点などは以下の通りです。
水素が足りない問題
後半になるに従い、とにかくとにかく 水素の安定供給 が鍵になります。というか何をやるにも水素が足を引っ張るようになりました・・・。
水素を一番安定して収集できるのは、ガス惑星からの採集なんですが、これがメインになる星のところに無い場合、かなり厳しいことになります(新しく始めたセーブデータだとガス惑星がなかったので、かなり苦労しました)。
正直水は無限にあるので、これを電気分解できないものか・・・と思いましたが、多分酸素をどう使うのか、とかがめんどくさいになるんだろうなぁ、と考えてます。
有機結晶問題
途中の研究素材で必須になるのですが、これが他星系にある鉱脈から掘らない限り、かなりめんどくさい工程を経ないと作成できません。かつ作成速度が遅いので、ここら辺の研究でかなりトーンダウンします。
まぁ、星間物流船のチュートリアルだと思えばいいっちゃいいんですが。
マップでどこに自分がいるかわからんときがよくある
星のマップを表示して拡大したりできるんですが、3次元の星がそのまま = 球体のマップになっているのと、マップ上の表示がいまいちわかりにくく、逆側に着陸したりすると、どっちにあるのかな・・・という感じによくなりました。
2次元的なマップが欲しいというわけでもないんですが、マップを拡大したまま自分が動けるとかできてもいいのかな、と。
実際どうだった?
工場シム系統はこれが初めてでしたが、かなりハマりました。一回きちんとバニラでクリアしたので、Modを導入してより巨大なダイソンスフィアを構築してやる・・・とかやってます。
現状EAなのと、コアシステムの一つであろうバトルシステムが存在しないので、本当に工場を立てていって・・・ということの繰り返しでもあります。そういう意味では刺激は少ないかもしれませんが、想定した通りにラインが動いて、いい感じに生産が進んでいくのは見ていて楽しいです。
私自身、コンパイルのログが流れているのを眺めるのが好き = 自分がやったとおりに進んでいく様を見るのが好きなので、自動的にいろんなものがシャカシャカ動いているのを見るのが楽しいです。
時間泥棒なので気をつけて
こういう系統に言えるものだと思いますが、やっていると
- これもやらなきゃ
- あ、そういえばあそこの資源が枯渇しそうだった
- おっと、これが足りないか
- あれ、もうラインが拡張できないぞ
などなど、芋蔓式にいろんなやることが出てきて、気付いたら3時間とか経過している・・・とかは普通にありました。ハマらない人がいるのは当たり前ですが、ハマってしまうと1000時間オーバーとか普通に存在する世界なので、プレイは計画的に。多分マイクラとかやっている人であれば、最初さえなんとかなれば楽しくプレイできるんではないでしょうか。