以前の記事で、キーボードを自作するために色々と注文していましたが、一通り届いたので、実際に作ってみました。
Irisのキットの内容
今回は、IrisのPCBとステンレスのplateを購入しました。広げるとこんな感じになります。
ステンレスが眩しいです。想定外だったのが、このステンレスプレートがめちゃくちゃ重かったことです。どのくらい重かったかと言うと、片手分のプレートだけで Ergodox EZの片手分 くらいあります。
右上に見えているのは TRRS ケーブルです。あえてコイルしているのを購入してみましたが、このコイルが想定しているよりも硬かったため、しばらく伸ばしたりなんだりしています。
Irisのビルド
ビルドは、公式のビルドログ と、 ASCII.jpの連載記事 を参考にしました。公式のビルドログは、 ProMicroを取り付けたところで終わっているので、それ以降の(ケースとか)手順については、ASCII.jpの記事が参考になりました。
作成自体は、ひたすらはんだ付けしていくだけなので、ここからは写真を多めに出していきます。
まずはモゲ対策をしました。コレをやったおかげかどうかはわかりませんが、今回結構な頻度でケーブルの抜き差しをしましたが、特に取れそうな感じはしませんでした。接着剤を盛るだけなので、やっとくのがおすすめです。
裏側からダイオードをいれていき、カプトンテープをマスキングテープがわりにして仮どめしました。カプトンテープを使うと、この後にダイオードをはんだ付けしても特に問題なかったので、普通のマスキングテープよりいいかも知れません。
途中の写真がなかったのであれですが、Pro Microとキースイッチまではんだ付けしたところです。コレは左手分ですが、実はこの時右手側で一列分キースイッチをはんだ付けするのを忘れていて、動作確認する時に ??!!! ってなってました。
プレートを付けてキースイッチを付けるとこんな感じになります。
所要時間は、細かく測ってませんがおよそ8時間くらいかかった気がします。最後の3時間位は、後述のトラブルを解決するためにかかった気がしますが・・・。
出くわしたトラブル
はんだ付けが不安でしたが、実際やってみると、きちんとやり方を守れば、特に問題なくできました。しかしそれ以外のトラブルが・・・。
- Pro Microを認識しない
- 私のメインPCはGentoo Linuxなんですが、カーネルのオプションを絞りすぎていて、Pro Microをリセットした時に作成される
/dev/ttyACM0
が出来ない状態になっていました・・・ - 足りなかったオプションとモジュールを追加して解決
- 私のメインPCはGentoo Linuxなんですが、カーネルのオプションを絞りすぎていて、Pro Microをリセットした時に作成される
- USBをつないで動くときと動かないときがある
- マグネット式のUSBケーブルに若干の問題があったらしく、普通の向きと逆さまにしたらうまく動きました
- とりあえずは問題ないってことにしてます
- キーが一列反応しない
- そもそもキースイッチがはんだ付けされてなかったという悲劇
- ハンタ付したら普通に動きました
- スタビライザーの装着をミスった
- PCB上に配置するはずが、よくわからなくてキースイッチと同じ側から入れてしまい、なんか不安定に・・・
- 動くことは普通に動くので、まぁいいっか・・・っていうことにしてます
スタビライザーを付けている人が少なく、どうもよくわからなかったのが・・・。次回があればミスをしないようにしたいところです。
ところでキーマップは?
こちら です。
今までのErgodox EZを再現することは当たり前に出来ないので、まだ試行錯誤しています。
特に、蜂蜜小梅配列を実装したキー配列が恐ろしくギリギリなので、ここをなんとかしたいところです。固まったら、改めて書きます。
次に向けて
Irisを組んでみて、半田付けのコツであったりはなんとなく習得したので、次は crkbd にチャレンジしてみたいです。
それと、白軸と間違えて赤軸を使った所、びっくりするくらい重く感じているので、慣れるか別の軸で作るかをさっそくけんとうしています・・・
この記事は100% Irisで書かれました。