前々から作ってみたかった crkbd が、Corne Cherryとしてキットが発売されたので、速攻で入手して作ってみました。
なお、私が作ったのは マットブラック です。ボトムプレートはアクリルです。
以前のcrkbdは、以前作ったirisと同じダイオード式でしたが、Corne Cherryは 表面実装ダイオード を利用するようになっています。今回はこいつとPCBソケットが課題となりました。
色々購入
表面実装ダイオードを利用するというのはもうわかっていたので、逆作用ピンセットを購入しました。
それ以外は、 遊佐工房 さんから購入しました。今回のキースイッチは Kailh Speedの銀軸にしました。キーキャップは、irisを作った時に余ったものと、Ergodox EZから引っ剥がして使いました。
今回、Corne Cherryのキットと遊佐工房で注文したものが、どちらもクリックポストで届きました。そのおかげで、どちらも受け取りを心配せずともよく、非常に助かりました。ポストに入れるだけって手軽ですね。
他にはTRRSケーブルを購入しました。工具類は前回買ったものだけで足りました。
事前準備
Pro Microとかのほうが先に届いたので、前回同様にモゲ対策をします。撮ったはずなんですが画像が無かった・・・。大体irisのやつと見た目は一緒です。
組み立て
キットの中はこんな感じです。前述の通りアクリルなので、ボトムプレートにはシールが貼ってあります。
そしてこっちが噂の表面実装ダイオードです。ガチで米粒よりも小さいので、これはピンセットが必須とされるのがわかります。
組み立て自体は、公式のビルドログがあるのであまり迷いませんでした。写真は取り忘れましたが、道中色々ギリギリな部分がありました。
- ハンダが上手く盛れない
- やりすぎて隣のパッドにまでいったり、妙に少なくて上手くくっつかず、と・・・
- やってみた感じからすると、ダイオードは過大にならなければ、あまり盛る量に神経質になる必要はなさそうでした
- PCBソケット難しい
- 付けるタイミング的に、Pro Microとかを付けた後になるんですが、そうなるとPCBが並行にならないので、ピンセットとかで押さえるのが超難易度でした
- ホルダー的なものがあると楽そうでしたなくてもとりあえず行けましたが。
後、一番ギリギリなのは半田の量でした。残り20cmくらいでなんとかなったのは奇跡的。
途中、Pro Microにファームを書き込んだりなんだりして、とりあえずスイッチまで入れたのがこれです。
実は、ボトムプレートの向きを勘違いしていて、裏を見るとCorneのマークが見えないという(爆笑)。基本的にずっと置きっぱなしなので、まぁとりあえずは置いておきます・・・。
使っていたIrisと比較すると、やはり一行少ないのと、iris比較で0.5cmほど薄いので、非常にコンパクトに見えます。後、ステンレスではないぶん軽いです。ただ、その分強度が落ちてるはずなので、満員電車での持ち運びがちょっと怖いです。
キーマップは?
デフォルトから改変していますが、とりあえず日本語入力とかは移植しました。フォントの分最初から増えているので、サイズ的にはかなりギリギリです。
後、更にキーが少なくなったのもあって、日本語入力が恐ろしくギリギリです。親指同時打鍵をやめればおそらく問題ない範囲だとは思いますが・・・。ただ、今更ローマ字入力になるのもなんか癪に障るので、なんとかならないか考えてみようかと思います。
地味に、タイル型WMを利用していて、数字キーを結構な頻度で利用していることに気づきました。環境が変わると気づきが有りますね。
結び
iris、crkbdと来たので、恐らくしばらくはキーマップの整備が主な作業になるとおもいます。キーマップについてはまたブログにします。
よく、 弘法筆を選ばず だから何でもいけるはず、という意見があります。一応私も職業上はそういったプロではあるので、別段ノートPCのキーボードでも作業は出来ます。ただ、プロであるのであれば、自分の性能を引き出せる道具を用意するのもまた当然ではないかと思います。プロのスポーツ選手で、そこらへんで売ってるようなものを利用していないのと同じ理屈です。
キーボードは、人によって好みが異なるので、ぜひ市販されてるものも含め、自分にぴったりなものを探してみてください。