個人的には2年くらい前から Ergodox EZ を使ってきました。セパレート式に目覚めたのはこれが契機で、自宅も仕事場もErgodoxに統一しています。ただ、不満がないかというとそうでもなく、よりよいキーボードを探していました。そんなとき、半年くらい前から自作キーボードが非常に賑わって来ていることに気づきました。これはムーブメントに乗るしか無い!と半年遅れくらいで乗ることにしました。
Ergodoxの不満
自作するにも、まずErgodox自体の不満である点をあぶり出す必要があります。最近の使い方を鑑みると、次のような不満がありました。
- でかい。持ち運びはかなりきつい
- Kinesisもそうだったが、親指に役割が過剰
- 一番強いと言っても、本来の可動範囲と違うので、やりすぎると親指だけ痛くなったりする(実体験
- 人差し指内側のキーが基本死んでる
- 一番下の段のキーは基本使ってない
など、使っていくうちにどんどんデッドキーが多くなっていきました。それと、個人的にもqmk_firmwareの挙動に慣れてきたりして、レイヤーを使いこなせるようになってきたことが大きいです。
自作候補
色々ありますが、以下のような選定基準にしました。
- キー配列は格子
- 親指部分が独立している
- 親指部分に機能が集中しすぎていない
- でもSandSはやりたいのである程度欲しい
- 親指にshiftが無いと色々と効率がだだ下がりします
見つけた範囲だと、以下のキーボードがドンピシャのようでした。
- crkbd
- Helixベースのため薄い
- 3行6列。かなりミニマル
- 個人的に数字を結構多用するので、ないときついんじゃないかって思う
- かなり理想的
- irisよりも注意事項が少ない印象
- iris
- ほぼ理想形(多分)
- 親指部分を 1u 2個と2u 1個で選択可能。ただ、実際に打っている感じだと、この場所で上下を打ち分けるのは結構しんどい可能性が高いです
- ビルドログが豊富
- 若干分厚いが、Ergodox EZよりもずっと小さい
- ほぼ理想形(多分)
今回は、丁度在庫が復活したので、Irisを組んでみることにしました。crkbdの方も、在庫が復活したら買う予定です。限度額が余ってれば。
注文内容
Keeb.ioでだいたい注文しました。
- PCB Kit
- プレート
- 若干高かったですが、ステンレスにしました。初心者なのに大丈夫か?って思わなくもない
- ProMicro × 2
- TRRS Cable
- コイルしてるのにしてみました
キーキャップは、参考サイトにあった ジェイダブル から買いました。変に凝ったら素で 10k円 いってしまった・・・。なお軸は赤軸です。軽い+リニアなのがいいのです。
工具類とUSBケーブルはAmazonで揃えました。
- はんだごてとコテ台
- 白光 ダイヤル式温度制御はんだこて FX600
- 白光(HAKKO) こて台 633-01
- 定番っぽいのでこれに。こういうので奇をてらってもなんにもならないので・・・
- はんだ
- goot 両面プリント基板用はんだ SD-61
- 0.8mmのものがちょうどいいらしいのでこれに
- ニッパー
- goot ニッパー YN-10
- ドライバーとかはあったんですが、なぜかニッパーがなかったのでこれで。鋼線切断能力が1.3mmということで、Pro Microの足も切れるはず
- その他
- エポキシ系接着剤
- モゲ防止に
- 3M しっかりつくクッションゴム 8x2mm 台形 22粒 CS-04
- クッションに
- ユニバーサル基板
- はんだ付けの練習用に
- マグネット式のUSBケーブル
- モゲ防止 + 持ち運び用
- 1Mはないと部屋で使う時足りないので
- これ以外にも、テスターや絶縁テープなど購入しています
- エポキシ系接着剤
総計で 30k円 くらいいってます。Ergodox EZよりは安いと言えば安いけれども・・・
届いたら
ビルドログをあげようかと思います。蜂蜜小梅配列を使う都合上、LEDは一切付けませんので、どっちかというと配列の話になるかも?